実家を出る

父に話を切り出して1ヶ月近くがたった。
相変わらず何も状況は変わらない。
娘が冬休み中なので、私は毎日べったり。
母は家事やその他諸々で毎日ぐったり。
父は運転疲れなどで毎日ぐったり。
母とは最近少し話はできるようになったものの、それが何かに影響するわけではない。

父が何も言ってこないので、母に様子を聞いて再度相談しようと思っていた時だった。

早く出て行かせろ！

また父は母に怒鳴っているのが聞こえてきた。

このままでは仕事はやらせない。
ただの居候だ、お客さんだ。
勝手に帰ってきて父たちの生活はめちゃくちゃだ。
老後はぶち壊しだ。

いつにも増して、大声で母に言っていた。
聞きたくなくても聞こえてくる。

母に相談する前に、母のほうから私のところに来た。

もうどうにもならないから、家を出なさい。

やっとこの言葉を言ってくれましたか！
とは言わなかったが、本音はそうだった。

そのまま少し話し合いをして、アパートを探したり、いつ出て行くかなど、
私が先に具体的なことを少し考えてから改めて父と母に相談し、進めて
いくことになった。

仕事も落ち着いたら父の仕事を引き継いでいくことになった。

やっと前へ進める。

しばらく実家にいたので、最初は大変だと思う。
でも、娘と二人で暮らすこと、それが普通というか当たり前なのだから。
頑張って普通だから。
娘が精神的におかしくなったりしないか心配はあるが、仕事をしている母、
家事をしている母、やっとそういう姿が見せられる。

また、しばらくはいろいろなことを実家に頼ることになるが、それも了承して
くれている。
その都度きちんとお願いしよう。

やっと前へ進める。